小学生の自転車の選び方は?あわせて準備したいもの・交通ルールも解説

自転車の購入は、子どもの成長を感じられるイベントの一つといえるかもしれません。小学生用の自転車を選ぶ際は、大人用とは違う注意点があります。この記事では、小学生用の自転車の選び方やあわせて準備したいもの、教えておきたい交通ルールなどを解説しますので、参考にしてみてください。

· 《 記事 》

安心して乗せられる!小学生の自転車の選び方

小学生用の自転車を選ぶときは、以下の点を検討して選ぶのがおすすめです。

<小学生の自転車の選び方>

年齢・身長に合ったサイズを選ぶ

身長に合ったサドルの高さを選ぶ

ハンドルはフラットタイプがおすすめ

変速ギア付きは高学年向き

BAAマークの有無もチェック

年齢・身長に合ったサイズを選ぶ

自転車は「すぐに体が大きくなるから」と大きいサイズを選ぶのではなく、そのときの年齢や身長に合ったサイズを選ぶことが大切です。サイズが大きすぎると、ブレーキに手が届かなかったり、足が地面に届かなかったりなど、事故のリスクが高くなります。

インチごとの年齢・身長の目安を表にまとめましたので、ご確認ください。

【インチごとの年齢・身長の目安】

以上の表はあくまで目安です。この表のサイズを参考に、実際に乗ってみて、足が地面につくサイズのものを選ぶようにしましょう。

身長に合ったサドルの高さを選ぶ

自転車のサイズを選んだ後は、サドルの高さの調節も必要です。サドルに跨ったときに、つま先だけでなく、両方の足裏がしっかり地面につく高さに調整すると、安定感があります。

サドル調整は、一番低くした状態から徐々に高くしていくと、あわせやすいです。一番低い位置で両足がしっかりつき、一番高い位置でつま先がつく程度のサイズを選ぶと、成長のためのゆとりが残せます。

ハンドルはフラットタイプがおすすめ

自転車のハンドルには、フラットタイプとセミアップタイプの2種類があります。フラットタイプは、横一直線の形状をしたハンドルです。一方、セミアップタイプは、カマキリの鎌のように手前にカーブを描く形状です。小学生はまだ漕ぐ力が弱いため、全身の力が入りやすく、しっかりペダルを漕げるフラットタイプをおすすめします。

変速ギア付きは高学年向き

変速ギアは勾配のきつい坂道で便利ですが、子どもが扱うには難易度が高い場合があります。変速を適切に行わないと、チェーンが外れるなどの故障やトラブルの原因となります。変速ギア付きの自転車は、自転車に慣れてきた高学年の頃に、買い替えで与えると良いでしょう。

BAAマークの有無もチェック

BAAマークとは、自転車協会による「自転車安全基準」の検査に適合していることを示すマークです。BAAマーク付きの自転車は、製造事業者やブランド名、車体番号が明示されています。厳しい検査をクリアし、製造事業者が補償責任を負う自転車であるため、品質の信頼性が高いといえます。小学生が乗る自転車は特に安全にこだわり、BAAマークのあるものを選ぶのがおすすめです。

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小学生の自転車を選ぶ際の3つのポイント

小学生の自転車を選ぶ際は、以下の3つのポイントを覚えておくと役立ちます。

<小学生の自転車を選ぶ際の3つのポイント>

小学生のうちに買い替える可能性があることを念頭に置いておく

安すぎる自転車には注意が必要

購入前に試乗して、乗り心地を確かめられると安心

小学生のうちに買い替える可能性があることを念頭に置いておく

大人の自転車は、一度購入した後に長く使い続ける方も多いですが、子どもの自転車は比較的短スパンで買い替えが必要になります。体の成長の個人差もありますが、小学生のうちに、1〜2回買い替えるのが一般的です。

大まかな目安としては、入学前後に初めの1台を購入し、中学年で2台目、高学年に上がるときに3台目を購入するケースが多いです。安全に乗るためには買い替えを前提とし、現在の体の大きさに適切なものを購入するようにしましょう。

安すぎる自転車には注意が必要

通販サイトでは、格安の自転車も販売されていますが、あまりにも安い価格のものは注意が必要です。適正価格の自転車は、泥除けや舵切り棒、チェーンカバーなど、基本的なオプションパーツが付いている場合が多いです。一方、10,000円以下の激安で販売されている製品には、上のようなオプションパーツが付いていない場合があります。

また激安製品は、ペダルやカゴの組み立てを自分で行う必要があるものも多く、素人の取り付けには破損や事故のリスクも生じます。子どもに買い与える自転車は安全性を最重視し、安すぎる製品の購入は慎重に検討しましょう。

購入前に試乗して、乗り心地を確かめられると安心

自転車は、できれば試乗してから購入するのがおすすめです。同じインチの自転車でも、微妙にサイズ感が異なる場合があります。また、ハンドルやサドルの感触なども含め、全体的な乗り心地も確かめられます。

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小学生の自転車以外に準備したいもの

自転車購入の際は、自転車本体以外にも、準備しておくと良いものがあります。ここでは、以下の2点をご紹介します。

<小学生の自転車以外に準備したいもの>

ヘルメット

ライトや反射板

ヘルメット

ヘルメットは万が一転倒した際に、頭の怪我のリスクを下げるのに有効なアイテムです。改正道路交通法の施行により、現在ヘルメットの着用はすべての自転車利用者の努力義務とされています。自転車死亡事故の約7割が頭部の怪我によるものであるとの調べが、法改正の背景となっています。子どもに自転車を買い与えるときは、忘れずにヘルメットも準備しましょう。

ライトや反射板

備え付けで自転車の前方にライトや反射板があるモデルは多いですが、後方にも後付けすると、より安全性が高まります。冬は日暮れが早く、夕方でも真っ暗になることがあります。ライトや反射板が付いていると、車や大人の自転車から見て低位置にいる子どもの自転車にも、気づきやすくなるでしょう。

事故を防ぐために!自転車に関するルールも話しておこう

子どもに自転車を買い与えるタイミングで、自転車走行のルールについて教えることも大切です。大人が自転車走行する場合は、基本的に車道を通らなければいけないルールになっています。しかし、13歳未満の場合は、自転車で歩道を通れます。ただし、歩道には歩行者もいるため、車道側に寄ったり、必要に応じて停止したりする譲り合いが必要です。また、信号を守ること、横断歩道や交差点の渡り方なども教えておきましょう。

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まとめ

小学生用に自転車を選ぶときは、買い替えが生じることを前提に、今の身長に合ったサイズを選ぶ必要があります。格安のものも販売されていますが、BAAマーク付きの自転車など、安全面で信頼性がある製品を選ぶのがおすすめです。安全性を高めるため、ヘルメットやライト、反射板なども準備しておきましょう。

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