自転車のチェーンは定期的な交換がおすすめ!
自転車のチェーンを長く使用していると、チェーンが徐々に伸びていきます。チェーンは薄いプレートとローラーによって構成されており、これらの部品の消耗がチェーン全体の伸びにつながるのです。チェーンが伸びると変速しづらくなり、ギアの歯先がチェーンにはまらない「歯飛び」という現象が起こるようになります。そのまま放置していると、ギア歯やスプロケット側まで摩耗してしまうため、定期的なチェーン交換が必要です。
チェーン交換のタイミングはいつ?
チェーン交換のタイミングは、走行距離が3,000〜4,000kmになった時期です。また、雨や泥水を被る環境で走行する機会が多い場合は、もっと頻繁な交換が必要になります。
走行距離がよく分からないときは、チェーンの消耗具合を測るチェーンチェッカーという工具を使用できます。チェーンチェッカーをチェーンの上段に引っ掛け、1%を示す末端部分が入れば、今すぐ交換が必要な状態です。
手が汚れてしまいますが、工具を使わなくてもチェーンを手でつまんで確認することも可能です。フロントギアにかかっているチェーンをつまみ、ギアから1cm以上浮けば交換時期になっているといえます。
自転車のチェーン交換に必要なアイテム
ここでは、自転車のチェーン交換に必要な以下のアイテムを解説します。
<自転車のチェーン交換に必要なアイテム>
- 新しいチェーン
- チェーンカッター
- チェーンフック
- 作業用手袋
- 段ボールや新聞紙
新しいチェーンを購入する際は、ギア数とコンポのメーカー・グレードを選ぶ必要があります。対応しないチェーンを取り付けると、変速が上手くいかなかったり、自転車本体のほかのパーツを破損したりする恐れがあるため、注意しましょう。
チェーンカッターは、チェーンの長さを調整するための工具です。ピンを抜いてチェーンを切り離したり、つなげたりします。チェーンカッターは、自転車店やネットショップなどで販売されており、1,000円前後で購入可能です。グリップが大きいものを選ぶと、作業しやすくなります。
チェーンフックは作業中チェーンに引っ掛けて、引っ張った状態をキープするための道具です。なくても作業は可能ですが、準備しておくとより作業しやすくなります。
作業用手袋は、手を汚れやケガから保護するために着用します。また、自転車の下に段ボールや新聞紙を敷いておくと、床が汚れないようにカバーすることが可能です。
自転車のチェーン交換の流れ
ここでは、自転車のチェーン交換の流れをステップごとに解説します。主な作業は、以下の7ステップです。
<自転車のチェーン交換の流れ>
- 手袋をはめて、事前準備をする
- チェーンをカットする
- 新しいチェーンを用意する
- チェーンの長さを調整する
- チェーンを取り付ける
- チェーンをつなぐ
- 動作を確認する
➀手袋をはめて、事前準備をする
自転車チェーン交換を始める前に、自転車をまず作業しやすい場所に運びます。作業には一定のスペースが必要なため、なるべく開けた場所を選びましょう。また、チェーンにはオイルがついているので、手を汚れやケガから守るために手袋をはめておきます。
なお、チェーンをいきなり切ると、はじけてフレームに傷を付ける恐れがあるため、一番軽いギアに入れておくのがおすすめです。
➁チェーンをカットする
チェーンカッターを使って古いチェーンをカットし、取り外す作業です。チェーンが切りやすい位置を探し、丸いでっぱりの部分にチェーンカッターを合わせます。ネジを緩めて、カッターを奥までしっかり入れた後、カッターのネジを締めるとチェーンが切れます。チェーンの一方の端を持って引っ張ると、自転車本体からチェーンを取り外すことが可能です。
チェーンを切った際に出てくるコネクターは捨てて構いませんが、古いチェーンはまだ使うので端に置いておきましょう。
➂新しいチェーンを用意する
次に、新しいチェーンを取り出し、取り付けの準備をします。チェーンにはコネクティングピンも含まれているため、紛失していないかを確認しておきましょう。段ボールなどの見やすい場所で、新しいチェーンと古いチェーンを並べて、リンクの数を合わせます。
④チェーンの長さを調整する
古いチェーンと比べて新しいチェーンが長い場合は、カットする必要があります。古いチェーンの終点にあたる箇所に油性ペンなどで印を入れ、カットする位置を確認しておきます。一度カットしてしまうと取り返しがつかなくなるため、印を入れた時点で新しいチェーンを取り付け、始点と終点を合わせてみましょう。印を入れている長さで問題がなければ、②と同じ容量でチェーンカッターを使い、はみ出した部分をカットします。
⑤チェーンを取り付ける
チェーンをカットしたら、本番の取り付けです。チェーンを取り付ける際は、前後のギア、ディレーラーアームのプーリーと、ディレイラーの小さなふたつのギアにセットします。ディレイラーに通すときは、上のギアの右側、下のギアの左側を通るようにします。軽く通した後は引っ張ってみて、引っ掛かりがないかを確認しましょう。
⑥チェーンをつなぐ
チェーンの取り付けが完了したら、コネクティングピンを使ってチェーンをつなぎます。コネクティングピンの一方には、差し込むための角度がついており、こちらの側をチェーンの穴に差し込みます。この際に、チェーンフックを使用すると、引っ張った状態をキープできて作業がしやすいです。
チェーンを切るときと同様の要領でカッターをセットし、ネジを締め上げます。ピンが斜めになった状態で、無理やり締めると折れる恐れがあるため、直角になっていることを確認して締めましょう。ピンを奥まで差し込めたら、チェーンからはみ出たピンの上部をペンチなどで折ります。
⑦動作を確認する
チェーン交換後は、ペダルを回したときにチェーンが適切に回るかを確認しましょう。また、チェーンをつなげた箇所は、初めの動きが悪い場合もあります。チェーンを握って少し力を入れ、前後左右に動かすと動きが良くなります。
まとめ
自転車のチェーンは、走行距離が3,000〜4,000kmになったタイミングで交換する必要があります。必要な道具は新しいチェーンのほか、チェーンカッターやチェーンフックなど、自転車店で簡単に買いそろえられるものばかりです。作業をする際は、チェーンの長さを合わせることや取り付けの位置に注意しましょう。
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