江戸川サイクリングロードは全長60kmの平坦で走りやすいコース
江戸川は、国道4号の新利根川下流で利根川と分岐し、南下して東京湾まで注ぐ川です。両岸のほとんどは自転車歩行者道となっており、サイクリングロードとしても人気です。サイクリングロードは全長60kmで、約3時間で完走できます。車の通行や信号がないため、自転車でゆったりと走ることが可能です。ただし、自転車と歩行者は同じ道を通るので、接触しないように歩行者優先を心がけましょう。
江戸川サイクリングロードには、右岸・左岸のコースがあります。左岸は千葉県側のコースです。市川橋から新葛飾橋までの約5kmを除き、舗装されています。全体的に道幅が広く、堤防が高く作られているため、眺めも良いのが特徴です。対する右岸は、河口から利根川との分流点までほぼ舗装されていますが、左岸より道幅は狭いです。カーブなどは少なく、真っすぐな道を走行できます。
利根川サイクリングロードにつながる
利根川との分流となる群馬県渋川市の地点で、江戸川サイクリングロードから利根川サイクリングロードに接続できます。利根川サイクリングロードは全長約200kmで、千葉県の銚子まで続いています。江戸川サイクリングロードと合わせると、かなりのロングライドを楽しめるでしょう。
江戸川サイクリングロードの立ち寄りスポット
サイクリングの途中には、少し散策をしたりカフェに入ったりなどの楽しみ方もできます。ここでは、江戸川サイクリングロードの道中で、おすすめの立ち寄りスポットをご紹介します。ご紹介するスポットは、初めに右岸の河口から北上、次に左岸の河口から北上の順です。
＜江戸川サイクリングロードの立ち寄りスポット＞
- 水元公園（葛飾区）
- 柴又公園（葛飾区）
- CAFE TO HEN（三郷市）
- OUTDOOR SPORTS PARK（吉川市）
- CYCLO（流山市）
- トイット Tiny Bakery（野田市）
- NODIZE-ノダイズ（野田市）
- 関宿城（野田市）
水元公園（葛飾区）
江戸川右岸には、水元公園へ直にアクセスできる橋がかかっています。水元公園は都内最大の水郷公園で、1,800本ものメタセコイアの巨木が特徴です。広い公園内でサイクリングを続け、新緑や紅葉など季節感のある自然を楽しめます。のんびりと過ごしたいときには、水元公園を最終目的地にするのもおすすめです。
柴又公園（葛飾区）
柴又公園は、江戸川右岸にある葛飾区の観光名所です。柴又は映画「男はつらいよ」で有名な場所で、園内には「寅さん記念館」や、映画の舞台にもなった橋「矢切の渡し」などの見所があります。桜やツツジなど、季節ごとののどかな風景も楽しめます。サイクリングからゆったり散歩コースに切り替える分岐点としても、おすすめの場所です。
CAFE TO HEN（三郷市）
CAFE TO HENは、江戸川右岸にあるサイクルラック完備のカフェです。自転車が見える座席で、一休みすることが可能です。ドリンクのほか、ケーキやパニーニなどの軽食が提供されています。コーヒーはハンドドリップで淹れたスペシャルティコーヒーで、店主のこだわりが感じられます。観光地には寄らずに、自転車だけを楽しみたい人の休憩場所としてもおすすめです。水・木・金は定休日なので、注意しましょう。
OUTDOOR SPORTS PARK（吉川市）
OUTDOOR SPORTS PARKは、埼玉県吉川市の江戸川右岸にあるアウトドアリゾートです。ゴルフやバーベキュー、ランニングを楽しめます。多彩なコンテンツを備えているため、家族連れで一日遊ぶのにも適しています。家族や友人との合流地点にし、サイクリングロードを経由してゴールするのも楽しいかもしれません。
CYCLO（流山市）
CYCLOは、江戸川サイクリングロードの左岸からアクセスしやすいドーナツ屋さんです。サイクルラックも備えてあり、サイクリング中のおやつに店内でドーナツとコーヒーを味わえます。ドーナツは大人気で、午後には売り切れてしまうこともあるので、午前中早めに行くのがおすすめです。
アクセスは、江戸川サイクリングロードから下りて、少し砂利道や田んぼ道を歩く必要があります。交通量の多い道を避け、安全に気を付けて目指しましょう。
トイット Tiny Bakery（野田市）
トイット Tiny Bakeryは、江戸川左岸にあるパン屋さんです。こちらのお店にもサイクルラックがあり、テラス席では自転車が見える位置で飲食することが可能です。できる限り国産の材料を使った、シンプルに素材が生きるパンが販売されています。キッチンカーのカフェが来ることもあり、パンとコーヒーを一緒に楽しめます。お店にはトイレがないので、トイレは別のポイントを探しておきましょう。
NODIZE-ノダイズ（野田市）
NODIZE-ノダイズは、江戸川左岸にあるサイクリストのコミュニティスペースです。フード販売はありませんが、自動販売機で飲み物や補給食が購入できます。サイクリストの交流の場として使用されており、仲間作りをしたい人が立ち寄ります。風が強いことが多い関宿城への道の途中地点にあり、ちょうどサイクリストが休憩したいと思う場所に位置しているのも、おすすめポイントです。
関宿城（野田市）
関宿城は、江戸川左岸を北上していくと、利根川との分岐点にぶつかる地点にあるスポットです。ここから江戸川右岸に折り返して、東京方面に帰れます。また、利根川サイクリングロードにも接続できます。江戸川サイクリングロードの北上ゴールポイントとして、たどり着いたときの達成感を味わえるはずです。
関宿城は、過去に関東の水運を押さえる利根川水系の要地であり、北条氏と上杉氏で激しい争奪戦が行われたこともある場所です。サイクリングの後は、ゆっくりと歴史に想いを馳せるのも良いかもしれません。
まとめ
江戸川サイクリングロードは、利根川との分岐点から東京湾まで続く全長約60kmのコースです。周辺には公園やカフェ、歴史スポットなどもあり、途中の休憩ポイントを作りながらゆっくり進んでいくのもおすすめです。
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