Uber Eatsは自転車で稼げる？
Uber Eatsのサービス開始当初は、自転車による配達が最もメジャーでした。配達エリアが都市部から拡大していくにつれ、長距離に便利なバイク配達が増えていったという流れです。Uber Eatsの成り立ちを考えると、現在でも配達エリアによっては、自転車のほうが有利である場合もあるといえます。
Uber Eatsでの自転車配達の特徴
Uber Eatsでの自転車配達には、以下の5つの特徴があります。
＜Uber Eatsでの自転車配達の特徴＞
小回りが利くので都会で利用しやすい
車両の維持費が安価
駐車場所に困らない
回数をこなせるので、インセンティブを稼げる
高単価の案件は狙いにくい
小回りが利くので都会で利用しやすい
Uber Eatsでの自転車配達は、主に都会エリアに適しています。都心部の道路は渋滞が起きやすいものの、自転車なら渋滞にはまらないため、時間の管理がしやすいです。また都心部は、車両通行止めで車やバイクが入れない道も多いですが、「自転車は除く」の表記がある場所もあります。自転車を手で押して歩けば歩行者扱いとなるため、車両通行止めや歩道にも入ることが可能です。
車やバイクのように入れない道を迂回したり、道を間違えたときに遠回りをしたりする必要がなく、小回りが利くため、都会で有利であるといえます。
車両の維持費が安価
自転車はメンテナンスの難易度が低く、車両の維持費が安価な点も特徴です。自転車の代表的な故障であるパンクは、自転車店で修理する場合でも、1,000円〜2,000円程度で修理できます。タイヤの寿命は3年ほどで、前後合わせて6,000円程度かかりますが、そのほかに定期的にかかる維持費はほぼありません。
一方バイクの場合は、メンテナンス費用のほか、自動車保険や税金、駐車場代などを合わせると、年間10万円以上の費用がかかるケースも少なくありません。このように比べると、自転車の維持費は非常に安価であるといえます。
駐車場所に困らない
バイクや車の配達の場合に頭を悩ますことの1つが、駐車場所や違反駐車の罰金です。配達先の目の前に一瞬停めているだけでも、場所によっては違反駐車となる場合があります。一方、自転車に違反駐車はないため、罰金のリスクがありません。
ただし、混雑により駐車すると迷惑がかかるエリアの場合、撤去の恐れはあります。その場合、駐輪場の利用もできます。都心部には多くの駐輪場があり、1〜2時間以内の利用を無料としているところも多く、便利です。
回数をこなせるので、インセンティブを稼げる
Uber Eatsの稼ぎを決める要素の1つに、クエストという配達に応じたインセンティブがあります。決められた期間内に、規定の配達数を達成すると付与されるため、小回りの利く自転車配達が有利です。近隣の注文数の多い都市部エリアを選べば、回数をこなせるので、インセンティブによる収入アップが期待できます。また、電動アシスト自転車を選べば、長距離や坂が多いエリアでも、体力を消耗しすぎずに回れるでしょう。
高単価の案件は狙いにくい
自転車配達の弱点は、エリアを超えた長距離移動が難しい点です。走行距離が長い案件や、配達員の数が少なく需要が高いエリアなどは、高単価案件になりやすいです。バイク配達の場合、時間帯やエリアの需要に応じて柔軟に移動できます。一方自転車の場合は、移動できる距離が限られており、活動拠点が狭くなりやすい点は、デメリットかもしれません。
Uber Eatsの配達方法
Uber Eatsの配達方法には、主に以下の4つがあります。ここではそれぞれの違いをまとめましたので、参考にしてみてください。
＜Uber Eatsの配達方法＞
自転車
125cc以下のバイク
125cc超えのバイク（事業用）
軽貨物車両（事業用）
自転車
自転車で配達をする場合は自前の自転車を用意し、Uber Eatsに登録して最短1週間で仕事を始められます。自転車登録とバイク登録の配達員では、システムから送られる注文の種類が異なります。自転車配達で登録していると、近距離の注文を振られるケースが多いです。単価の高い案件で稼ぎにくい分、小回りの良さを活かした回数勝負で、インセンティブを稼ぎやすいのが特徴です。
125cc以下のバイク
125cc以下のバイクの場合も自転車と同様に、自前のバイクがあればUber Eatsに登録した後、配達を開始できます。バイクの場合は、自転車よりも申請時に提出する書類が多くなります。自賠責保険証や運転免許証、ナンバープレートの写真などが求められますので、準備しておくと登録がスムーズです。バイクで登録すると、自転車よりも長距離の注文が入りやすくなり、単価の高い案件が増えます。
125cc超えのバイク（事業用）
排気量が125cc以上のバイクを使って配達する場合は、事業用ナンバーを登録する必要があります。事業用ナンバーを取得せずに配達すると、貨物自動車運送事業法第70条により「3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金」が科せられる恐れがあります。配達を始める前の手続きは面倒であるものの、法定速度のスピードを出し続けても車体に負担が少なく、遠距離配達もできる点はメリットでしょう。
軽貨物車両（事業用）
少数派ですが、軽貨物車両でUber Eatsの配達を行う配達員もいます。軽貨物車両の場合も、事業用ナンバーを取得してから配達を開始する必要があります。軽貨物車両のメリットは、雨風の影響を受けにくく、悪天候の日も稼働できる点です。また揺れが少ないため、料理が崩れる心配も少ないです。一方、小回りが利きにくく、駐車スペースを見つけにくいデメリットもあります。
Uber Eatsの配達におすすめの自転車
Uber Eatsの配達に適しているのは、以下の3種類の自転車です。ここでは、それぞれの特徴を解説します。
＜Uber Eatsの配達におすすめの自転車＞
電動アシスト自転車
ロードバイク
クロスバイク
電動アシスト自転車
電動アシスト自転車の一番の利点は、体力を消耗しにくい点です。一般的な自転車の場合は自力で漕ぐ必要があるため、長時間稼働や坂道などは体への負担が大きいです。一方、電動アシスト自転車は、人力で漕ぐ力を電動でサポートするため、疲れを半減できます。車両扱いの原付自転車やバイクと違い、一方通行や駐輪禁止の問題もないため、小回りが利きやすいのもメリットです。
ロードバイク
ロードバイクのメリットは、スピードが出やすい設計のため、快適に長距離走行ができる点です。また車体が軽いため、坂道や階段は担いで移動ができ、自転車が通れない道を通って時間短縮もできます。ロードバイクを漕ぐときは前傾姿勢になるため、カバンや荷台を工夫し、料理が傾かないように注意する必要があります。
クロスバイク
クロスバイクは、軽量と安定性のバランスがとれた自転車です。低価格帯なものが多く、手軽に配達を始めたい方に適しています。ロードバイクよりも前傾姿勢になりにくく、背負ったカバンが斜めにならない点もメリットです。
まとめ
Uber Eatsの配達は、都市部であれば、自転車のほうがバイクよりも有利な場合があります。自転車は小回りが利きやすく、通行止めや歩道の道を押して歩けます。また、駐車場所に困ることも少なく、配達回数を稼ぎやすい点もメリットです。
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