ケイデンスの意味は「ペダルの回転数」
スポーツバイクを始めようとしたときによく耳にするのがケイデンスではないでしょうか。
ケイデンス(Cadence)とはラテン語で「落ちること」と言う意味のCadentiaを語源とする単語です。リズムや律動などという意味があり、ビジネスシーンや音楽の世界など、実は幅広く使われています。
自転車では1分間にペダルが何回転したかを指します。単位は回毎分(revolution per minute)もしくは回転毎分(rotation per minute)の略だとされるrpmで表示され、60rpmとは、1分間にペダルが60回転したということです。
軽いペダルであればクルクルと回せるのでケイデンスの値は高くなり、重いペダルならば低くなりがちです。また、坂道を登っているのか下っているのかでも差は出てきます。
力を入れてもケイデンスが低いときは筋肉への負荷か大きくかかっていて、高いときは負荷が小さい状態です。
ケイデンスが低く負荷が大きいとき、エネルギー消費は早くなります。一方、ケイデンスが高すぎる場合には、ペダルが回転しすぎてスピードも出にくい非効率の状態になっている場合があります。
一般的に平地で心地よく走れていると感じるのは80rpm程度だと言われています。
ケイデンスはギアの切り替えに役立つ
ケイデンスを知ることは、ギアチェンジに役立ち、快適走行を持続することに役立ちます。
ギアとは歯車のことですが、自転車では車輪に取り付けられています。自転車により前後の車輪についているギアの枚数は異なり、2×10と表示がある場合は、前輪に2枚、後輪に10枚のギアがついていることです。
よく聞く「変速」「ギアの切り替え」とは、チェーンを移動させて前後のギアの組み合わせをさまざまに変化させることを言います。ギアを切り替えることで、車輪の回転速度が変わり、足にかかる負荷も変化します。
ママチャリではギアのチェンジ機能がついているものはほぼありません。一方、クロスバイクやロードバイクのようなスポーツバイクには取り付けられ、坂道や風が強い日などに使用することで、無理なくサイクリングを楽しむことができます。
その際、ギアをどの程度に設定するかの目安となるのがケイデンスです。ケイデンスをチェックして、自分が心地よいと感じる回転数にそろえるようにギアチェンジすることで快適な走行が続きます。
ケイデンスをもとに、より効率の良い走りができる
ケイデンスを常に意識して、ギアチェンジをしていくと効率の良い走りができるようになります。適切なケイデンスで走ることで、力をより効率的に伝えることができ、力の逃げを最小限におさえることができるため、スピードを上げやすくなるでしょう。
上級者であれば自分の感覚でギアチェンジが行えますが、スポーツバイクの初心者はギアの使い方、ギアチェンジのタイミングがなかなか分からないものです。
そこでケイデンスを見ながら調整することで効率の良い走りが可能となります。例えば自分が平地で60rpmのケイデンスが乗りやすいのに上り坂では40rpmになったとします。その際は、ギアをチェンジしながら60rpmに近づくように調整させることで、乗りやすさを感じるようになります。
ケイデンスの測り方は?
ケイデンスはサイクルコンピュータで計測ができます。サイクルコンピュータは市販されていて、自転車に手軽にセットすることができます。そして、実際に走行すると値が表示されます。
自転車の種類によるケイデンスはだいたい以下が目安です。
ただし、天気や道の状態、自身のコンディションによって走りやすいと感じるケイデンスは異なるので、走行しながら自分にとってちょうど良いケイデンスを探っていくと、自然にギアチェンジができるようになっていきます。
ちなみにサイクルコンピュータには有線のものと、ワイヤレスタイプがあります。見た目がスッキリしているのはワイヤレスタイプですが本体とセンサーの両方に電池が必要です。有線の場合、電池は本体だけですみますが、断線する可能性があります。
ケイデンス計測におすすめなサイクルコンピュータ3選
ここからはおすすめのケイデンス計測用サイクルコンピュータを3つ紹介します。楽天の人気ランキングをもとに選定しています。
- IGPSPORT ケイデンスセンサー CAD70
- CATEYE パドローネ デジタル CC-PA400B
- bryton Rider 420C
IGPSPORT ケイデンスセンサー CAD70
ケイデンス測定に特化しているため、低価格を実現しているのが魅力です。ライド中に最も快適になるようなギアチェンジをしたいときや、サイクリング中でトレーニングをしたいとき役立つでしょう。
BluetoothまたはANT +のワイヤレスを使用でき、ほかのサイクリングコンピュータやスマートフォンと互換性が持たせられます。
低電力消費なチップを内蔵しているため、バッテリー稼働は最大300時間となっています。IPX7 防水性能を備えているので雨天でのライドも安心です。
IGPSPORT ケイデンスセンサー CAD70
CATEYE パドローネ デジタル CC-PA400B
画面が大きく、走行しながらでも文字が見やすいのが魅力です。速度やケイデンスを表示するほか、心拍数もオプションで表示できます。
上段と中段の表示内容を変更できるプログラマブルディスプレイで、状況に応じて必要のない機能を非表示にすることも可能です。ほか、センサーバッテリーアラーム、センサー自動識別と周長自動切替などの機能がついています。また、Bluetooth(R)センサー対応で、スマートフォンと繋げられます。スマートフォンで簡単に設定したり、データ管理をしたりすることができます。
約10分間信号が入らないと時刻表示だけの節電モードになるので、バッテリーを長持ちさせられるでしょう。
CATEYE パドローネ デジタル CC-PA400B
bryton Rider 420C
ルートナビ機能もついているので、遠出のサイクリングにも安心です。シンプルで使いやすいをテーマに、2.3インチの光学接着ディスプレイを採用しています。どの角度からでもデータを確認できるので、ライドが快適なものとなります。
測位衛星システム (GNSS) をサポートしているため、衛星信号を素早く捕捉して、高精度での位置情報の取得や記録が可能。進行方向を示してくれるターンバイターン方式のナビゲーション機能で、今いる場所を素早く把握できます。遠出をするときに便利なサイクリングコンピュータです。
bryton Rider 420C
ケイデンスを知って、より快適に自転車を乗りこなそう
自転車でケイデンスとは、ペダルの回転数を指します。
ケイデンスの値が高ければ足の負荷は小さいもののスピードが出ず、低ければスピードは出ますが足の負荷が大きくなります。
ギアチェンジをするときには、自分にとってちょうど良いケイデンスの数値になるように調整すると良いでしょう。
ケイデンスはサイクリングコンピュータを自転車に取り付けることで、走行しながらでも確認ができます。サイクリングコンピュータは1万円台程度で購入でき、手軽に自転車に取り付けられます。
今いる位置を測定し進行方向を示してくれるナビゲーションシステムや、速度計なども搭載していることが多いので、スポーツサイクルを楽しむ際には、購入を考えてもいいかもしれません。ケイデンスを把握しながら、快適な自転車生活を楽しんでください!
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