自転車のタイヤのサイズ
自転車には、前方と後方の2ヶ所にタイヤが取り付けられています。
中央部に配置されたサドルにまたがってペダルを踏み込むと、その力がタイヤに伝わって、自転車が前に進む仕組みです。
タイヤは、自転車を動かすために欠かせない重要なパーツなのです。
タイヤのサイズと適応身長
自転車のタイヤには、「14インチ」 「20インチ」「26インチ」などといったようにさまざまなサイズがあります。タイヤのサイズによって、適応身長が異なります。
子供自転車のサイズについてはこちらの記事をご覧ください。
- シティサイクルのような一般的な自転車の場合ですと、14インチの適応身長は95cm~114cmです。小さなお子さんには、このくらいのサイズのタイヤが良いかもしれません。
- 20インチの適応身長は114cm~137cmです。小学生から中学生くらいのお子さんに適したサイズとなっています。
- 26インチの適応身長は140cm以上、28インチの適応身長は156cm以上です。大人や体が大きな方が自転車を選ぶ場合には、26インチのタイヤの自転車を選んだほうが良いかもしれません。
自転車のタイヤサイズを調べる方法
自転車のタイヤのサイズを調べたい時には、タイヤのサイドをチェックしてみてください。タイヤのサイドには、「〇〇×〇-〇/〇」といった刻印が記されているはずです。
前方の「〇〇×〇」の部分は、タイヤの大きさ×タイヤの太さ(幅)を表しています。
たとえば、「26×1.75-3/8」という表記の場合には、タイヤのサイズが「26インチ」、タイヤの幅が「1.75」ということになります。
タイヤのサイズの見方を知っておけば、タイヤのパンクや交換などで修理店に持ち込む際に、状況を伝えやすくなることでしょう。自分で自転車のパーツを取り寄せてカスタマイズする際にも役に立ちます。
自転車のタイヤの種類
自転車のタイヤは、「チューブラータイヤ」、「クリンチャータイヤ」、「チューブレスタイヤ」などの種類があります。それぞれのタイヤの特徴は以下の通りです。
チューブラータイヤ
チューブラータイヤは、タイヤにチューブが縫い付けられているのが特徴です。
軽量で走行性能が高いことから、自転車レースではチューブラータイヤが主流となっています。
リム打ちパンクが起こりにくくて、パンクに強いという利点もあります。
デメリットは、値段の高さやパンク修理が難しいことです。
クリンチャータイヤ
クリンチャータイヤは、シティサイクルやスポーツ自転車などに用いられることが多いタイヤです。タイヤとチューブが分かれており、リムにタイヤをはめ込んで、中にチューブを入れ込む構造となっています。
タイヤやチューブは簡単に取り外しができるため、パンク修理がしやすいのがメリットです。穴が開いたチューブにパッチを貼るだけで簡単に修理できます。
修理が容易な反面、パンクしやすいというデメリットもあります。ホイールが重くなりやすい点も、クリンチャータイヤのデメリットです。
チューブレスタイヤ
チューブレスタイヤは、文字通りチューブを使用しません。タイヤをホイールのリムに密着させて、空気を入れる構造となっています。マウンテンバイクやシクロクロスバイクで用いられることが多いタイヤです。
走行性能が高く、パンクに強いというメリットがあります。チューブレスタイヤとクリンチャータイヤの兼用も可能です。
デメリットは、タイヤの取り付けが難しいこと、ホイールが重くなりやすいことです。
もしも自転車のタイヤがパンクしたら?パンク修理の方法
タイヤの表面やチューブが劣化すると、パンクしやすくなります。また、ガラス片や金属片などの鋭利な異物が刺さることでも、タイヤがパンクする場合があります。
パンクした状態は、タイヤが重くなってしまい、軽やかに走行できません。そのままの状態で走行していると、タイヤやチューブを痛めることにもなりかねません。空気を入れたのにすぐに抜けてしまうといった症状が見られる時には、できるだけすぐに修理をしたほうが良いでしょう。
最寄りの自転車修理店で相談してみてください。クリンチャータイヤであれば、素人の方でも簡単に修理できます。ホームセンターや100円ショップなどでは、手ごろな価格の修理キットを取り扱っていますので、自転車に乗る機会が多い方は購入しておくと良いでしょう。
ここでは、クリンチャータイヤのパンク修理の手順を簡単に紹介します。
パンク修理には空気入れが欠かせません。自転車の空気入れに関してはこちらの記事をご覧ください。
パンク修理の方法
- 最初に、バルブ、ゴムキャップ、ナットなどを取り外して、タイヤをフレームから外しておきます。パーツをなくさないように気を付けましょう。
- 次に、タイヤの中にあるチューブを取り外します。
- チューブを取り出したら、水を張ったバケツに入れて、泡がブクブクと出てくる場所を探してください。
- 穴が開いている場所を特定したら、その部分にヤスリをかけて、表面を滑らかにしておきます。
- ゴムのりを塗る前にヤスリをかけた部分をきれいに拭き取ります。ゴムのりを塗り付けて、パッチを貼り付けたら、チューブをタイヤの中に戻します。
- 最後に、バルブ、ゴムキャップ、ナットなどを元の状態に戻して、修理完了です。
パンクしないタイヤとは?
ガラス片や釘など落ちている道を自転車で走行すると、タイヤがパンクするおそれがあります。パンクする度に修理をするのは手間がかかりますし、修理代も負担しなくてはなりません。そうした手間を省きたいのであれば、パンクしないタイヤを選んでみるのも手です。
パンクしないタイヤは、「ノーパンクタイヤ」とも呼ばれており、内部にチューブや空洞がない構造となっています。空気の代わりに、ジェルやウレタンなどが注入されているため、釘やガラス片などが刺さったとしても絶対にパンクしません。
ノーパンクタイヤは、メリットとデメリットの両方がありますので、選ぶ際にはその点をよく把握しておいたほうが良いでしょう。
ノーパンクタイヤのメリット
ノーパンクタイヤのメリットは、パンクしないことです。がれきやガラス片が散乱した悪路を走行してもパンクしないので、災害時の備えにもなることでしょう。空気を入れる手間がかからないこともメリットです。頻繁に空気を入れるのが面倒な方におすすめです。
ノーパンクタイヤのデメリット
ノーパンクタイヤのデメリットは、乗り心地があまり良くないことです。ノーパンクタイヤはタイヤの中に空気がないため、路面からの衝撃が大きくなりやすい面があります。走行時の振動が気になる方には向いていないかもしれません。そのほかにも、走りが重くなる、スポークが折れやすい、対応できる店舗が少ないといったデメリットもあります。
自転車のタイヤは種類やサイズが豊富!
自転車のタイヤにはさまざまなサイズがあります。サイズによって、適応身長が異なりますので、乗る方の身長に合わせて適切なサイズを選ぶようにしてください。
タイヤの主な種類は、チューブラータイヤ、クリンチャータイヤ、チューブレスタイヤなどです。レースや本格的な走行を楽しみたいのであれば、チューブラータイヤを検討してみると良いかもしれません。
自分でパンク修理をしたいのであれば、取り扱いが容易なクリンチャータイヤがおすすめです。パンクの修理が面倒だという方は、ノーパンクタイヤを選んでみるのも手です。メリットやデメリットもよく調べたうえで、タイヤを選んでみてください。
wimoでは、電動アシスト自転車「COOZY」
本格子供自転車「wimo kids」
をご用意しております。
wimo製品は全車種ベルトドライブを標準搭載しており、
あなたの生活の移動がより快適なものになることを約束します。
▼ベルトドライブについての詳しい記事はこちら
「ベルトドライブはどんな自転車?」
wimoは、都会的なデザインで、1.25kgの軽量バッテリーを搭載、電動アシスト自転車「COOZY」&優れたパーツを採用している本格派子ども自転車「wimo kids」といった、ハイスペックバイクのラインナップ。
全国の販売代理店や、wimoオンラインストアにてお取り扱い中です。