【最終更新:2025年10月】10kmの距離を自転車で走ると、どのくらいの時間がかかるのでしょうか。
ひとくちに自転車といっても、ママチャリや電動、クロスバイクなど車種によってかかる時間や負担は異なります。
本記事では、10km走行の所要時間や消費カロリーを比較し、通勤やダイエットの目安として役立つポイントを解説します。
自転車で10kmは何分?【車種別に比較】

自転車で10kmを走るのにかかる時間は、車種によって大きく異なります。まずは、代表的な車種ごとの目安を見てみましょう。
<自転車で10キロ走るのにかかる時間>
これらの数値は、下記の計算式をもとにしています。
- 10km ÷ 平均時速 = 所要時間(時間)
たとえばロードバイクの場合、「10 ÷ 25 = 0.4時間(=約24分)」となります。
なお、実際の走行速度には個人差があります。市街地では信号待ちや停止が多いため、実際にはプラス3〜5分程度の余裕を見ておくと安心です。
電車やバスより遅いと思う方もいるかもしれませんが、自転車は時刻表を気にせず、自分のペースで移動できるのが大きな利点です。渋滞に巻き込まれることもほとんどなく、ルート次第では公共交通よりも早く到着できるケースもあります。
ロードバイクで10kmを走る場合
軽量なフレームと高い走行性能を持ち、平均時速はおよそ25km。10kmを走ると約24分で到着します。ペダリング効率が高く、信号の少ない郊外ではさらに短縮できます。
クロスバイクで10kmを走る場合
平均時速はおよそ22kmで、10kmを約27分で走行できます。ロードバイクより姿勢が楽で、スピードと快適さのバランスが取れているのが特徴。通勤や街乗りなど、日常使いにもっとも適したタイプです。
ミニベロで10kmを走る場合
平均時速は18km前後で、10kmを走ると約33分が目安。タイヤ径が小さいぶん加速は軽快ですが、スピードを維持するのがやや難しく、巡航速度は控えめです。取り回しが良く、信号やストップの多い都市部での短距離移動に適しています。
ママチャリで10kmを走る場合
一般的なシティサイクルの平均時速は約15km。10kmを走ると約40分ほどかかります。
買い物や駅までの移動には便利ですが、片道10kmを毎日通勤で走るとなると、やや負担が大きく感じるかもしれません。
電動アシスト自転車で10kmを走る場合
アシスト機能によって坂道や発進時の負担が軽減されるため、平均時速は16km前後、所要時間は約38分が目安です。
スピードよりも体力温存を重視したい方には最適。特にアップダウンの多い地域では、ママチャリよりも快適に通勤できます。
信号や道路状況によって多少の差はありますが、10kmの距離なら、クロスバイクや電動アシスト自転車が最も現実的な通勤手段といえるでしょう。
【参照】
自転車で10km走ったときの消費カロリー【ロード・クロス・ミニベロ・ママチャリ・電動】
自転車で10kmを走ると、どのくらいのカロリーを消費するのでしょうか。以下の式を使うと、概算で求めることができます。
- 消費カロリー(kcal)=1.05 × エクササイズ(メッツ・時) × 体重(kg)
この式における「エクササイズ(メッツ・時)」は、メッツ値 × 運動時間(h) で計算されます。
「メッツ(METs)」とは、身体活動の強さを示す単位で、安静時を1としたときの活動量が何倍に相当するかを表します。たとえば「メッツ値6」は、安静時の6倍のエネルギーを消費する運動という意味になります。
メッツ値は自転車の種類によって異なる
ため、10km走行時の消費カロリーも車種ごとに差があります。ここでは20歳の男女(男性57kg・女性49kg)の平均体重をもとに算出しました。運動時間は、前章「10kmを走るのにかかる時間」のデータを使用しています。
<自転車の種類ごとの消費カロリー(10km走行時の目安)>
※ 小数点以下は四捨五入しています。
※ メッツ値出典:国立健康・栄養研究所「身体活動のメッツ(METs)表」
10kmの走行は、およそ30分〜1時間の有酸素運動に相当します。軽い負荷でも一定時間続けることで脂肪燃焼が進み、ダイエットや基礎代謝の維持にも効果があります。
特にクロスバイクやミニベロなら、10kmの走行も無理のない運動量で続けられます。
毎日10kmの自転車通勤はきつい?【現実とメリット】
現実:車種や季節によってはきつい距離
毎日10kmの距離を自転車で通勤するのは、車種や季節によってはきついと感じる人も多いでしょう。
ママチャリは車体が重く、ギア比が低いため、ペダルをこぐ力が大きくなりやすい傾向があります。坂道や信号の多い通勤ルートでは体への負担が増し、継続するのが難しいケースもあります。
一方で、クロスバイクや電動アシスト自転車であれば、軽い力でこげるため体力的な負担を抑えられます。軽量なフレームや高めのギア比により、スピードを保ちやすく、10km前後の通勤には現実的な選択です。
ロードバイクはスピードが出る反面、ストップ&ゴーが多い通勤環境では扱いにくく、前傾姿勢や服装の制約があるため、毎日の移動よりも週末のスポーツ走行に適しています。
また、10kmは決して短い距離ではありません。信号や坂道が多い地域では消耗が激しく、夏は汗・冬は寒さが大きな課題になります。雨や雪の日は転倒のリスクもあるため、天候次第で別の手段を検討するのが現実的です。
メリット:有酸素運動で体力アップ・ダイエット効果も
一方で、10kmの自転車通勤には多くのメリットがあります。通勤時間がそのまま有酸素運動になり、脂肪燃焼や体力向上につながります。1回30〜40分ほどの運動を週3〜5日続けるだけでも、ダイエット効果や健康維持に十分な運動量です。
また、自転車通勤はストレスの軽減や気分転換にも効果的です。ペダルをこぐリズムが心地よく、仕事前後の切り替え時間としても活用できます。
きつさとメリットの両面を理解し、 「自分の体力や生活環境に合ったペースで取り入れる」ことが、長く続けるための第一歩です。
自転車10km通勤を無理なく続けるコツ

車種選びで負担を減らす
10km通勤を続けるうえで、最も大切なのが車種選びです。
クロスバイクは軽量で走行効率が高く、日常使いとスポーツ走行の中間に位置する万能タイプ。体力を温存しながらもスピードを保てるため、毎日の通勤距離として無理のない選択です。
坂道や向かい風の多い地域では、電動アシスト自転車がより現実的。モーターがペダルを補助してくれるため、疲れを感じる前に自然にアシストが効き、体への負担を大きく減らせるからです。こぎ出しも軽く、信号やストップの多い市街地でもスムーズに走行できます。
天候に合わせて柔軟に切り替える
10kmは片道30〜40分ほどの運動になるため、天候の影響を受けやすい距離です。雨の日や強風の日は無理をせず、公共交通機関を利用するのが安全です。
どうしても自転車で走る必要がある場合は、防水バッグやレインウェアを用意し、夜間や視界が悪いときはライトと反射材を必ず使用しましょう。
汗対策・服装の工夫
春〜秋にかけては汗をかきやすく、服装選びがポイントになります。可能であれば、通勤用のウェアと仕事用の服を分けると快適。難しい場合は、速乾素材のインナーや吸湿性の高いシャツを活用すれば、体温調節がしやすく、汗じみや不快感を軽減できます。
職場にロッカーや更衣室がある場合は、着替えを持参するとより安心です。冬は防風性の高いアウターや手袋を使い、体の冷えを防ぎましょう。
通勤頻度を調整する
いきなり毎日10kmを続けようとすると、体力的にも時間的にも負担がかかります。最初は週2〜3回からスタートし、慣れてきたら回数を増やしていくのが現実的。「今日は晴れたから自転車で行こう」くらいの気持ちで始めるのが、長続きのコツです。
ルートと時間帯を工夫する
信号が多いルートや交通量の多い時間帯は、ストップ&ゴーが増えて疲れやすくなります。アプリなどで高低差や信号の少ないルートを調べ、できるだけ走りやすい道を選びましょう。少し早めに出発するだけでも、同じ10kmがずっと快適に感じられます。
無理をせず、自分のペースで心地よく走ることが、結果的に長く続ける近道です。
自転車通勤を安全・快適に続けるための注意点

会社への申請・通勤手当の確認
自転車通勤を始める前に、まず勤務先の通勤規定を確認しましょう。会社によっては自転車通勤を申請制としている場合や、通勤手当の支給対象外としているケースもあります。事前に就業規則や総務担当者へ確認しておくことが大切です。
自転車通勤を禁止している企業も一部あるため、トラブルを防ぐためにも事前の確認を忘れずに行いましょう。
自転車保険への加入
自治体によっては、自転車保険の加入が義務化されています。対人・対物の損害賠償をカバーできる保険に加入しておくと安心です。自動車保険や火災保険に付帯できる特約タイプもあるため、すでに契約している保険の内容を一度確認してみましょう。
交通ルールを守る
自転車は軽車両として、道路交通法に基づいて走行する必要があります。歩道ではなく車道の左側通行が原則で、夜間はライトを点灯させましょう。信号や一時停止を守り、歩行者を最優先に運転することが大切です。
スマートフォン操作や傘差し運転は危険なうえ、違反とみなされるケースもあります。イヤホンの使用は全国で一律に禁止されているわけではありませんが、多くの自治体では「安全運転義務違反」と判断されることも。周囲の音が聞こえにくくなる状況では使用を控え、安全を最優先に走行しましょう。
夜間のライトと反射器の装着
夜間は視認性が下がるため、前後のライトと反射器を必ず整備しておきましょう。 前方には白色のライトを点灯し、後方には赤色のライトまたは反射板を装着することが法律で義務付けられています。
さらに、安全性を高めるために、反射材付きのバッグやリストバンドを身につけるのも効果的です。車からの視認性が向上し、事故のリスクを大きく減らせます。
雨や雪の日は無理をしない
濡れた路面ではスリップしやすく、視界も悪くなります。転倒や接触事故のリスクを避けるためにも、天候が悪い日は公共交通機関を利用するのが安全です。
自転車通勤を長く続けるには、「乗らない日を決める」柔軟さも欠かせません。無理をせず、安全を意識しながら自分のペースで続けることが、快適な通勤への近道です。
よくある質問(FAQ)
自転車で10km通勤を始めるにあたって、よく寄せられる質問をまとめました。日々の通勤をより安全で快適に続けるための参考にしてください。
快適な10km通勤を、もっと身近に
10kmの道のりは、走る自転車の種類によっておよそ24〜42分。体力を使いますが、その分だけ
カロリー消費やリフレッシュ効果も大きい距離です。
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